2013年4月29日月曜日

『道の駅』がオープン

 奥会津地域の金山町に新しい『道の駅:「奥会津かねやま」』が今月の26日にオープンしました。


 『道の駅』という施設は私は好きです。私はバイクでツーリングをするのが好きで、東京にいた頃は一泊できる範囲ですが、遠出のツーリングも時々していました。
 バイクでツーリングしているとき『道の駅』があるとつい寄ってみたくなります。『道の駅』があるとそこで休憩もできますし、何よりも安心感があります。
 
 で、会津地域、特に奥会津地域の『道の駅』などの施設に対して思っていることをこれから述べます。まず、

  • 「屋外にベンチなど座れる場所、くつろげる場所が少ない」

 最近、県内の有料道路が無料化したためかバイクを多く見かけるようになりましたが、バイク乗りにとっては外でくつろげるベンチや椅子などがあると助かるのです。というのも長くバイクに乗っていた後、急に建物の中などに入ると頭がクラクラするときがあります。しばらく外で休むことが必要なのです。
 車で来る人に対しては駐車場は広く設けてあるところが多いようなので、それはいいのですが、外でくつろぐということも気持ちがいいものであり、そのための配慮というかサービスがもっと必要だと思います。

  • 「販売品と販売方法をもっと改善してほしい」
 これは特に奥会津地域の施設に対してです。その地域の産物であり、その地域をアピールできるのかもしれませんが、あまり人の食欲をそそるようなものが置いてないです。
 都会のデパートなどできれいに陳列されている商品に比べて、同じ種類の品物でも鮮度が悪そうに、グロテスクにさえ見えてしまいます。
 本当にこれが売れるのかという商品が多くあります。調理方法不明、地元でこれを食べている人の数不明、なものばかりです。
 販売方法についてもですが消極的というか、程度が低いというか、後れている、乏しい、ちんぷ、その他諸々。
 例えば、なぜかこの地域の『道の駅』は露店が少ないです。露店があったほうがその施設に活気がでると思います。それにバイクの人にとっては露店で売っている商品の方が買いやすいです。私も各地の『道の駅』ではどちらかというと施設内の食堂のメニューより、露店で売っていた食べ物を多く買っていました。
 商品の種類などは特に重要では無いと思います。例えば夏の暑い日なんかに地元で採れたキュウリでも割り箸などに刺して冷たい水に冷やして売っていれば、一本100円でも売れると思います。自分でもそれなら買おうと思います。
 よくソフトクリームを売っている場所を見かけますが、なんでこればっかりなんだろうと思ってしまいます。でもそれはそれがよく売れているからだと思いますが、なぜソフトクリームが売れるのか、たぶんそれは観光に来た人がせっかくなので義理や記念としてなにかを買おうとしても他に買いたい物が無いから、というのも考えられますが、自分が思っているのは「手軽に購入できる」からではないかということです。
 会津地域では買う時に「手軽さ」を感じさせる商品が少ないと思います。喜多方では「ラーメンバーガー」など作るなどしていろいろと工夫を凝らしていますが、特にそういった技術を要する物でなくてもいい。例えばスーパーでよく売っているように果物を食べやすくカットして容器に入れて売ったり、とうもろこしなどはほぐして醤油ダレで炒めたものをカップに入れて売ったりしたら香りもいいし、食べやすくなって買う人も増えるのではないでしょうか。
 もしかしたら施設内の物が売れないのではないかという理由があって露店を出さないのかもしれません。しかし他の地域のメニューより特別にうまいというわけでもないし、実際に都会のほうが手頃な値段でうまい店がいっぱいあります。年に一度来るかこないかの観光客に割高の値をつけて販売するよりも、ドライブやツーリングなどで単なる休憩地点としてでも比較的訪れてくれる人達へ、少しでも多く買ってくれるように工夫を凝らしたほうがいいと思います。施設内のけったいな食べ物だって、調理して商店街の総菜屋みたいに量り売りした方が売れるのではないでしょうか。「薄利多売」でいかなくては!
 
 いろいろ走り書き並みに書き込んでしまいました…が、ここまで読んでくださった方はちょっと疲れてしまっているかも知れません。いえ私がちょっと疲れました。
 何名か私のブログを読んでくださっている方がいるようなので、もし関係者の方がいらしたら最後にもう一つ伝えたいと思います。
  • 「いろんな地域に行っていろんなものを掴んできてほしい。」
 お隣、栃木県の那須地域にある『道の駅』に以前行ったことがありますが、そんな近くのところでさえ、対照的にずいぶん活気があったのを覚えています。露店も多くあって、いろいろと味を楽しめました。他の県にもやはりそこに居るだけで楽しめた『道の駅』がありました。
 それら『道の駅』だけでなく、ぜひ町で人気のある店などに行って参考にしてほしい。これならできる、これをやってみたい、これをすべきだ、などというものがあるはず。
 そしてどうしたら観光客がより商品を買ってくれるようになるのか検討してみるべきだと思います。
 
 『道の駅「奥会津かねやま」』の敷地内には、民家が展示してありました。これでさえ、展示の仕方にもっと改善が必要だと思いました。
 参考になるものは他県にもあります。たとえばそれは東京にあります。羽村市の『郷土博物館』にある民家などは、訪れたときは囲炉裏で火をおこしていて、その香りが小さい頃親戚が居る農家が多くある集落に行った時のような懐かさを呼び起こしてくれたのを覚えています。展示してあった民具なども、見やすく陳列されていて、それでいて民家の雰囲気を保っていました。
 『道の駅「奥会津かねやま」』に展示してあった民家などは、中に民具を陳列していましたけど屋内は非常に暗くて見づらくてどんな道具が置かれているのかよくわからなかったし、囲炉裏があったけどジメジメした感じだったし、けっこうでかい「火伏せ」がぶら下がってたけど形状から行って柱にセッティングするタイプのものではないのかと疑問を抱いてしまったし、結局はこんなに暗くても高感度で風景を拾っているデジカメの方に感動してしまったという思い出しかありませんでした。
実際は奥が見えないくらい、もっと暗いです!
 とにかくですが、ちょっと前の田舎ブームはもう過ぎたのだから、単に「自然」だとか「田舎」だとか「地域名」をアピールすれば人が来るとか売れるとか思っていたら、それは本当に大間違いだと言いたいです。

 今回はちょっと辛辣な内容の投稿になってしまいました。『道の駅「奥会津かねやま」』は土器も展示してあって個人的には興味はありました。民家や土器、などこの施設は何を特徴としたいかなんとなくはわかりましたが、しかし中途半端に思いました。ゴールデンウィーク前の急いでの開所で、まだまだ未完成の状態の施設のようでした。関係者の方々は今後のこの施設の発展向けて、企業で商品を売ろうと日々努力している人達並にこれからもがんばってほしいです。

 
 
…書きはじめから日付が変わってしまいました。上記の文章が文法的に正しいかどうか確認できないくらい疲れてる状態なので、とりあえずこのまま投稿させていただきます。読んでくださっている方々、次回もお付き合いお願いします。 

2013年4月14日日曜日

春の裏磐梯(北塩原村)

残雪の裏磐梯

 今年は本当に雪が多い冬でした。4月になってからも降雪があったほど、まだまだ気温の低い春を迎えています。
 下の写真は今月の14日に撮影した裏磐梯の風景ですが、ご覧の通り4月中旬でもまだ積雪が残っています。
曽原湖にいたっては水面はまだこの通りです。
でも、この日は天気が良かったおかげでなかなか良い風景が撮れました。
 雪が無くなるのは5月くらいになるのではないでしょうか。道路は通行できる状態で、早くもバイクでツーリングをしている人達も見かけました。またペンションが並ぶ地区では自転車を走らせている親子も見かけました。

 湖畔周辺の裏磐梯は主に夏のリゾート地というイメージがありますが、このような雪解けの春のシーズンもアピールしていけるのではないでしょうか。

北塩原村の復興事業

 震災と原発事故の被害から県内の各地では復興へ向けてさまざまな活動をしていますが、その中でもこの裏磐梯に地域を置く北塩原村はなかなか面白い復興事業を計画しています。
 多くの湖や沼を持つことが共通しているということからフィンランドのハミナ市という地域と交流を結び、同地域の文化などを取り入れた観光振興を展開するというもの。
 例えば、昨年の12月には本場のサンタクロースを招いたりしたそうです。またハミナ市では1000もある湖水全てに名前をつけているそうですが、北塩原村も300ほどある湖や沼などに名前をつけるそうです。
これらのような道路脇にあるような小さい池にも名前がつけられるのでしょうか。


『ムーミン』シリーズの名前は出るでしょう…ね。まあ時間をかけてもいいから後世に渡ってずっと親しまれる名前をつけてほしいです。
 あとフィンランドの文化を取り入れるならフィンランド式の「サウナ」をぜひ!最近、温泉につかるよりもサウナの方が好きになってきたので。
 
 火事の跡もずっと残っていた国民宿舎も近々撤去されるようです。この廃墟はかなり悪いイメージをこの地域に与えていたと思うので、本当に何よりです。でもそれは近隣に立っている宿泊施設の関係者の方が切に感じていることでしょう。確かな復興へ向けて、これからですね。

 
 今後も北塩原村はブログで取り上げていくことになりそうです。



 追記として:昨日、13日に兵庫県淡路島付近で強い地震が起こったことを知りました。被害に遭われた方はさぞかしご苦労されていることと察しできます。
 被害をもたらした土地ですが、より親しんでその自分の住んでいる場所をより良くしていって下さい。地震で建物は無くなりますが、土地は残ります。ですからその土地への親しみが強ければ、不安も減り、災害後の復興へ道もより進むはずです。まずは皆さんで助け合って!がんばって!下さい。
 被害に遭われた方でもしこのブログを読まれた方がいましたら、以上のような簡単な言葉ですが同じ被災地の人間からのメッセージとして送らせていただきます。

2013年4月7日日曜日

田んぼの白鳥

 
 上の写真は、3月末頃の写真です。(ちょっと見づらい写真になってしまいました。スミマセン。)
 春になると白鳥は、湖には一部の浜でしか見かけなくなり、代わって田んぼにてよく見かけるようになります。
 土壌の中のエサを食べている時に、口から漏れる鳴き声がなんとも可愛らしいです。

 ちなみに下の写真は3月中旬頃ですが、わんさか居ました!


 はずれにある集落の人口より多かったかも知れません…。

 白鳥というと湖に浮かぶ姿の優雅なイメージがありますが、田んぼをノタノタと動き回りながら、せっせとエサを食べているいかにも動物らしい姿も私は好きです。

ブログ始めました。


 みなさん、はじめまして!
 
 これからブログを始めます。テーマは私の出身地である『会津』です。


 今年のNHK大河ドラマは『八重の桜』、会津出身の「新島八重」が主人公の作品ですね。NHKさん、どうもです!
「新島八重」…、そのような女性がいたんですか。私は地元の偉人として知っているのは「野口英世」くらいでした。
 というのも私は自分の生まれ育った地である会津について大方の人と同じように漠然としか知識がありません。豊かな自然、雪国、米どころ、古からの歴史、独特の風習・文化、南東北の西…。

 私は18歳の時に上京し、そちらでの生活の中でたまに本などで会津についての知識を少しづつ知っていったに過ぎません。そして震災の後にこの地に再び戻り、ここで生活をしています。

 さて、『八重の桜』が放送されていますが、番組を観て『会津』について関心や興味をもたれた方が居られるかもしれません。
 『会津』といえば何かと幕末の頃と結びつけられて取り上げられることが多いように思いますが、歴史に関してだけでなくどういった地域かを皆さんにこのブログで紹介していくことが主な内容になります。

 ここで再び暮らすようになってから、『会津』の様々な場所へ行き、多くのことを知ることができました。それらから私が好きなところや面白いと感じたものなど、皆さんに紹介できるものを取り上げていくつもりです。
 でもたまに地元ウケしかしないものもたまにあるかもしれません。またガッカリしてしまったこともありますが、それについても述べることがあると思います。

 そしてまだ知らない『会津』のいろんな場所に行って、それらについての感想などを綴っていきたいと思ってます。

 もしかすると紹介していくものは、『会津』について詳しい方にとっては知っているものばかりかもしれません。しかし『会津』にある様々なものについて、実際に住んでいる地元のある一個人はどういう風に感じ、考えているのかを知ってもらえるのも面白いのではないかという期待があります。

 山あり河あり、田んぼと畑だらけ、夜空には星がいっぱいだけど街灯はちょっぴりの田舎で生まれ育ち、人口・文化過密巨大国際都市である『東京』に今でも会津弁がなかなか出てこなくなったくらい長く生活した自分が、再び住むことになった『会津』をこのブログ制作を機会に改めて見つめていきます。
 
 ブログは少なくとも月に一度は更新していくつもりです。ブログ初心者、デジタル一眼レフはド素人の私ですが少しでも興味持たれた方、おつきあいよろしく願います。