2013年5月12日日曜日

清水のある処

強清水

 会津若松市の東側、国道49号線沿いに「強清水」という場所があります。その名の通り、そこには清水があります。
 まだ地元に居た頃からここに清水があるということは知っていましたが、実際にその水場にも行ったことさえありませんでした。
 ここの清水を頻繁に利用するようになったのは、こちらに帰ってきてからです。
 昔から多くの人に利用されているようで、水を汲むための施設が設けられています。初めてこの施設内を見たとき、ずいぶん地域の人から親しまれている清水なのだと実感し、飲む前から良い水だということがわかりました。

 会津では清水が湧いている場所をよく見かけます。それはその水場に柄杓やコップなどが置いてあるので、それで地域の人が利用している清水なのだと分かります。

 しかしこの「強清水」のように立派な小屋や水槽まで造られている場所は、あまり見たことはありません。

 これなら衛生面でも信頼できるし、設備のおかげで水も汲みやすく水量も豊富ですぐにポリタンクが満タンになるので、本当に役に立っています。寄付金も毎回ためらいなく出しています。

 実際に味の方はどうかというと、誰もが言う感想なってしまいますが、まず水道水とは違います。会津地域は水道の水でも結構おいしいのですが、それでもこの強清水はもっとうまいと実感しました。飲むとすーっと喉を通っていって、そしてすぐに体に浸透していくといった感じです。一度この水でコーヒーや料理の汁などに使うと、もう普通の水は使いたくなくなります。
 これからも利用させていただきますが、とにかくこの清水をずっと大事にしてきた方々に感謝したいです。

まんじゅうの天ぷら

 この「強清水」の周辺には蕎麦屋が数件あります。
 そして、どの店にも置いてあると思いますが、メニューに「まんじゅうの天ぷら」なるものがあります。
皿の左に盛ってあるのが「まんじゅうの天ぷら」です。ちなみに右側は「イカの天ぷら」
 ガイドブックなどに載っているのかもしれませんが、他県から来た人などにこの食べ物についてどんなものなのかと尋ねられたことがあります。
 で、味は美味しいです。揚げまんじゅうなどのお菓子もあるくらいですから、天ぷらとの相性も悪くはないでしょう。ちなみに一般的な天ぷら同様、ちょっと醤油をつけて食べるのがいいです。
中にはちゃんとあんこが入っています。
 「まんじゅうの天ぷら」は私が小さい頃からあった食べ物ですが、実を言うとその頃に食べた印象は良くはありませんでした。
 おやつとして出されたのですが、そのときは揚げてから時間も経っており衣もべしゃべしゃしていて、口も油っぽくなってしまい、こんなのだったら普通のまんじゅうの方がいいというのが感想でした。

 でも揚げたてのものを今回食べてきましたが、これは良かったです。ただ美味かったというだけでなく、蕎麦との相性がいいと感じました。
 蕎麦を食べている途中で口にしても特に違和感が無く、また蕎麦を食べると味が引き立つ感じがして、面白い食べ合わせだと思いました。

 まだ食べたことがないという方、ぜひおすすめします。