2013年11月6日水曜日

会津フード記 その11「新会津伝統美食:会津里芋山葵和え」

現在、会津では新しい伝統料理を創り出そうとする活動があり、それらのメニューは「新会津伝統美食」とよばれています。

主に福島県に縁のある料理人などによって考えだされているようですが、それらの幾つかは会津地域にある料理店や宿泊施設などで提供されています。

それらの料理の中で、「会津里芋山葵和え」という料理を食べてみたいと思いました。


今回、この料理を提供している会津美里町にある「食い処一心」というお店を訪れました。

これが「会津里芋山葵和え」です。

なぜこの料理を選んだかというと、単純に里芋が好きであるということが主な理由です。
何年か前に石焼き芋を買った時、おまけとして石焼き里芋をもらったのですが、それを食べてから里芋の味に目覚めたのです。

期待していた通り美味しかったです。
山葵はそれほどきつくなく、ねっとり、やんわりとした里芋の味が口の中を満たしてくれました。


この料理は他店ではコースメニューの中の一つとして出されているところが多いようですが、家庭でも宴会などでこれを出したらかなり好評を得ると思います。

ちなみに里芋は近くで収穫されたものを使っているらしく、この時期にしか出さないメニューだそうです。

これがその里芋ですが、スーパーや直売所で売られているものより大きいように見えました。

どうやら「会津里芋」とは地元特産の品種のようですが、やはり普通の里芋とは、味はもちろんのことですが違っていました。


里芋といえば他県にもおいしいのがありますが、やはり地元の里芋にももっと親しみたいので、この食材を使った料理が発展していったらいいと思います。