2013年7月14日日曜日

大川をゆく 第二回「川沿いの温泉郷」

”大川をゆく”第二回目は大川沿いの温泉地域を紹介します。


会津若松市から大川をさらに上流へ進むと、川沿いは渓谷へと変わっていきます。

やがて会津の代表的な温泉地域である芦ノ牧温泉郷に入ります。


大川沿いには多くの温泉旅館があります。
部屋からの眺めはさぞかし素晴らしいものでしょう。
一度は宿泊してみたい施設ばかりです。

中心街には温泉の流れる滝もあります。


少し上流へ進むと簗を設置する場所があります。
簗とは魚を取るための大掛かりな仕掛けなのですが、この簗場では8月から設置されるようです。
簗場は他の地域にもあるので、今後のブログで実際に仕掛けられたものを紹介できればと思います。


ところで…
この地域の駅「芦ノ牧温泉駅」には、猫が駅長を務めているということをメディアや雑誌等で知りました。
ぜひお会いし、その姿を確かめなければと思いこの駅を訪れたのですが…。

夜勤明けかお休み中のようでした。
張り紙には「起こさないで下さい」とのこと。
だいぶお疲れの様子で、写真で見ていた姿よりもなんとなく痩せられていたように見えました。
睡眠中でも帽子は被ったままという仕事熱心ぶり。


さて、芦ノ牧温泉からさらに上流へ進むと今後は湯野上温泉郷があります。



この地域も川沿いには旅館や古民家風の宿があり、少し離れた場所ですが会津の観光名所として広く知られた「大内宿」があるなど、見所が多い場所でもあります。

駅舎は茅葺き屋根というユニークな造りです。

舎内も囲炉裏があって面白い。
ここだけでもしばらく楽しめそうです。


ところで駅の敷地内には足湯が新設されていました。
これは去年に造られたようですが、このように駅のすぐそばに設置するのは面白いアイデアだと思います。


足湯に浸かりながら列車が通り過ぎるのを眺めることができますし、時間にゆとりのある人なら、この駅で下車して次の列車が到着するまで足湯を楽しむこともできます。
定期的に運行されるトロッコ列車ならこの駅に長く停車しているので、乗客で果敢な人ならその間に下車してほんのひとときでも足湯に浸り、発車のアナウンスがされたら猛ダッシュで再び乗車することも可能でしょう。


ところで私も入ってみました。
温度はやや熱めで、しばらく浸らしていると次第に体までも温まってきてなかなか気持ちよかったです。

この湯野上温泉地域は、このような足湯が造られているだけでなく、季節のイベントなどもその地域の風習や特色を再現したものでありつつ観光としても見どころある内容であり、しっかりとした地域振興がされていると思いました。




この地域から上流の大川周辺は特徴ある姿をした山や地形など見所ある自然が多く見られるようになります。


次回は「大川周辺の自然」を紹介します。