会津若松市を南下し、南会津方面に入ると大川周辺は自然の見どころも多くなってきます。
小野岳などは昔話の絵本に描かれるようなこんもりとした姿をしていて、湯野上温泉地域のシンボル的な山となっています。
登山道も整備されているようで、山登りが好きな人にも楽しめると思います。
登山道も整備されているようで、山登りが好きな人にも楽しめると思います。
二岐山の姿などは、初めて見る人に取ってはとても興味を持たれるのではないでしょうか。
写真中央にある真ん中がへこんだように見える形をした山がそれです。
写真中央にある真ん中がへこんだように見える形をした山がそれです。
この山には古くから伝わる奇妙な伝説があって、「ダイタンボウ」(おそらく民話などで「ダイダラボッチ」という名前で知られる巨人の類)という大男がこの山を跨いだ時に、はずみでこのような形になっしまったらしいです。
かなりスケールのでかい話ですが…。
山を避けて通ってくれてもよかったじゃないかと思ったりもします。
かなりスケールのでかい話ですが…。
山を避けて通ってくれてもよかったじゃないかと思ったりもします。
太古の昔からの川の浸食や風化により柔らかい地層が削られ、このような地形が形成されたそうです。
「塔のへつり」からさらに上流へ進むと大川沿いは一変して開放的な景色が広がってきます。
釣りしている人も多く見かけました。
自然の、力強くて清々しい精気が川沿いを通り抜けているような感じがこの辺りにはします。
この付近は水田や集落もあり、かなり気持ちのよい風景がみられます。
今年の四月の始めにも訪れたのですが、その頃もうすでに鯉のぼりを上げている家もありました。自然の、力強くて清々しい精気が川沿いを通り抜けているような感じがこの辺りにはします。
ところで番外となりますが、大川から少し離れた場所(大川支流の加藤谷川沿い)に「養鱒公園」という施設があり、なかなか素晴らしい場所だったのでついでに紹介します。
ここではイワナ、ヤマメ、ニジマスなどの淡水魚が養殖されていて、食堂がある建物もあります。
また釣り堀や水遊びができる広場もあります。
ここではイワナ、ヤマメ、ニジマスなどの淡水魚が養殖されていて、食堂がある建物もあります。
敷地内の生け簀には大きく成長した魚達が勢いよく泳いでいました。
ところで、以前仕事で訪れたのですが、浜通り地方の川内村には「いわなの郷」という、その名の通りイワナ釣りが楽しめる観光施設があり、その周囲の山の斜面には宿泊できるとても感じの良いコテージがいくつか建っていました。
川内村の「いわなの郷」はかなりうらやましい場所でしたが、そこのコテージの造りには及ばなくてもいいので、この養鱒公園にも簡易的な宿泊小屋などがあれば面白いと思います。
釣り好きな人には、一日中楽しめるでしょう。
“大川をゆく”最後の第四回は源流付近を紹介します。