2014年1月5日日曜日

新年の訪れ

あけましておめでとうございます。
みなさん新年いかがお過ごしでしょうか。


私は本年は「ゆく年くる年」のような年越しをしてみたいと思い、会津の方々へ行ってみました。

新年を迎えるにあたっては、清い心持ちでいたいと思い、除夜の鐘を聴きに行きました。
場所は南会津町にある南泉寺というお寺です。

茅葺き屋根の鐘楼に惹かれて、こちらを訪れました。

この時は満天の星空で、普段では気づかないような星まで見えていました。
まさに俗世間とは離れた雰囲気でした。


ところでこの寺は集落から離れたところにあったのか、自分以外誰も来ませんでした。
その場に居たのは鐘を突いている方と、自分だけでした。

仏堂も入り口が閉ざしてあって本尊らしきものも拝めませんでした。
かなり自分が場違いな人物になっている気がして、ちょっと居づらくなってきました。

しかしあたりに響き渡る鐘の音が心地よく、そして体にも響いてくるのを感じました。

これこそ、自分が年を越す時に浸りたかった時間でした。
鐘を突いている方に向かっておもわず手を合わせて拝んでしまいましたが、特に変わった行為ではなかったでしょう。



元旦は初日の出も拝もうとしていました。

ここは磐梯山のふもとにある天鏡台というところで猪苗代湖を一望できます。

深夜は霧が多かったものの、幸いなことに早朝のまさしく日の出の時間帯は天候が良くなってきました。

ここで待つことしばらく、あたりがだんだん明るくなってきました。
そして雲の隙間からは赤みがかったオレンジ色の光が指してきました。


ついに初日の出を迎えました。

撮影してみると、太陽がろうそくの火のように縦長になっていました。

これは「太陽柱」という光の現象らしいです。
空気中に含まれる氷の結晶が原因でこのようなことが起こるらしいです。

調べたら地震と関係があるとか無いとかあってすこし不安になりましたが、それほど目立ったものではないですし、撮影した場所の条件からいって通説の原理と考えるのが普通でしょう。


とにかく初日の出が見れてよかったです。
いろんなものに向かって感謝しました。


初詣は、会津では最も大きな神社である伊佐須美神社まで行ってきました。


予想はしていましたが、かなりの行列で、雨も降ってきたのでこの日は参拝は断念しました。
行列の脇で本殿に向かって軽く会釈をして去りました。
新年のご利益は無いかもしれませんが、後日また来ようと思います。



帰りには会津若松市内の蕎麦屋に寄りました。

会津では年越し蕎麦は新年を迎えてから食べるという風習があります。

実家でもそうでしたが初詣から帰ってきた後、深夜に食べていました。
これは地元では蕎麦は祝い事に食べるという風習があるため、このように新年を迎えると食べるのだと思います。

ちなみに注文したのは大根のけんちんそばというものでした。
正月に蕎麦を食べると、やはり何か行事を済ませたように感じます。



家に戻る前に他の神社にも寄ってみましたが、午後になっていたためか、ここでは地域の人達がちらほらと来る程度でした。

でも、このくらいの雰囲気が好きです。
知り合い同士が会ったりすると新年の挨拶をし、たわいない話をはじめるのですが、それが実になごめます。


とりあえず、これで新年を無事に迎えることができました。
そして初日の出も拝めたので嬉しいです。
これから本年を過ごしていくのに励みとなりました。


正月は地元では各地で珍しい行事が行われますのでお楽しみに。

それでは今年もよろしくお願いします。